起動のカスタマイズ
- Rは起動時にまずC:\Program Files\R\R-2.12.1\etcディレクトリにある (バージョン2.12.1の場合) Rprofile.siteを参照する。その後作業ディレクトリ内で.Rprofileというファイルを参照する。
- Rprofile.siteはインストール時に生成されるが、.Rprofileというファイルは最初は存在しないので、自分で作業ディレクトリに作らなくてはならない。
- これらのファイルをテキストエディタなどで書き換えれば、起動時に実行させたい作業 (常につかうパッケージや関数群を読み込む等) を指定できる。
- Rprofile.siteはRを使うときに常に実行させたいこと (例えば私ならpsychパッケージの読み込み) を指定する。.Rprofileは特定の作業ごとに必要なこと (例えばこの分析をしている作業スペースはlme4パッケージが必要) などと使い分ける...ような気がする。
- 以下Quick-R内の実例 (+alpha) 。.First, .Lastというのは特別の関数でそれぞれ起動時と終了時に実行される (のかな)
# Rprofile.site のサンプル
options(papersize="a4")
options(editor="notepad")
options(pager="internal")
# プロンプト記号
options(prompt="> ")
options(continue="+ ")
# ヘルプの形式
options(chmhelp=TRUE)
options(htmlhelp=TRUE)
# 全般オプション
options(tab.width = 2)
options(width = 130)
options(graphics.record=TRUE)
# 起動時の動作
.First <- function(){
library(Hmisc)
library(R2HTML)
cat("\nWelcome at", date(), "\n")
}
# 起動時の動作
.Last <- function(){
cat("\nGoodbye at ", date(), "\n")
}
# 作業ディレクトリにある関数のファイルを読み込むとき
source("all.R", encoding="euc-jp")